燕のものづくりに欠かせない「シャーリング」という仕事。皆さんはどんなお仕事かご存じですか?今回、きょうこは、社名にも「シャーリング」が含まれる、燕市杉名の「熊倉シャーリング有限会社」さんにお邪魔して、3代目である熊倉正人社長にお話しを伺ってきました。
若き3代目の柔軟な発想と行動力にも、大注目です!
熊倉シャーリング有限会社の創立は1970年。社名にもある“シャーリング”とは、金属の平らな薄板を切断する加工技術で、創業以来この金属加工技術により、燕三条地域で実績を積み上げてきました。
二ーズに合わせたものづくりをスピーディーに!
天井まで届きそうなこの機械は、最新の技術と、24時間稼働で毎年モデルチェンジするUFOキャッチャーの部品などの製造が可能なんだとか!
また、組立部門を立ち上げた事、DX化による情報共有などにより、一社で最終製品までつくってほしいというニーズへの対応や、スピーディで多種多様なものづくりを可能にしています。
ものづくり以外の事がいつのまにかものづくりに。
社長の活躍の場は会社だけではなく、「株式会社ドッツアンドラインズ」で、燕三条の他の企業との連携を深め、一社ではできないことも、仲間の企業と協力する事でビジネスチャンスを燕三条から逃がさない。そこからチカラが生まれて地域が良くなるようにと尽力されているそうです。
また、YEG燕(燕商工会議所青年部)メンバー向けにポッドキャストで情報発信するなど、
ものづくり以外の仕事がいつの間にかものづくりに繋がることで、メンバー全体の売り上げを上げていきたいのだそう。
社員の活躍は社長の喜び。
昨年は燕三条で開催さていれるイベント「工場の祭典」にも初参加。お客様にスマホスタンド製作体験などしてもらうことで、工場の魅力をアピールできたのと、若手社員が説明資料作りをする過程で会社への理解を深め、インナーブランディングの向上にも繋がった事を嬉しそうにお話しする姿が印象的でした。
今後の目標の一つは、自社ブランドを育てていきたいとの事で、部署間を越えた女性社員だけの商品開発チーム「笑みring」も立ち上げたとか。
夢は、周りのみんなの幸せ!
進化を加速させる社長の座右の銘は「夢を持ち続ける事!」社長の夢は、社員やその家族、周りの人たちみんなが幸せであることで、何のために仕事をしているのか?それはその夢をかなえるためなんだそう。明確なビジョンを持ち、それを実行するパワーの持ち主である熊倉社長の活躍がこれからもますます楽しみです!